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【画廊時代】古美術商の鑑札を持っていた [わたしの履歴書]

「古美術商」の鑑札を持っていたけれど、それは、大したことではない。
誰でも、その地方の公安委員会だか警察に届け、お金を払えば鑑札がもらえる。
鑑札があれば、お店と堂々と売り買いができ、業者の会に参加できるのだったと思う。

この業者の会、というのに出たくて鑑札を取ったのだけど、一回で懲りた。
なんというか、スゴイ人相のおやっさんや、したたか、と顔に書いてあるようなお姐さんの集まりなのだ。
サザビーズだとかクリスティーズだとかのオークション会場を連想しちゃあいけませんぜ。
まあ、サザビーズにしてもクリスティーズにしても、西洋人だと言うだけで海千山千であるのは確かでありましょうが、現実にその場にいたことがないのでコメントはできません。

しかし、今度、実家に帰ったらあの時買ったかんざしや櫛は捨てなくちゃ、と思う。
神社あたりに焚き上げてもらった方がいいのかな。

この鑑札を取るためには、開業の宣言みたいなのをしました。
店はなくてもできるし、必須項目だったような気がします。自宅の住所にとりあえず屋号だけ名乗ってみたりしました。

屋号は、「芳林洞」です。某書店をぱくりました(爆)。

実家の辺りは、アカシア(厳密にはニセアカシア)の林があって5月から6月にはいい香がしていたので、よろしいんじゃないかと。

その後、わたしは、さっさと実家を後にして東京で暮らし始めたのですが、廃業の届けを出さなかったので、たまにおまわりさんが自転車で訪ねてきたそうです。
古美術商だとか古物屋さんは、盗品が流れてくるので警察とはお付き合いが深いようです。
ですから、名のある美術品というのは、盗難にあっても転売できずにいずれ出てくる可能性が高いのではないかと思います。門外不出で、自分だけが鑑賞するために盗むなら別ですが。

まあ、かなり時間も経っているのであやふやな思い出話と取ってください。
SNSで古本屋さんの話題が出たので、思い出した次第です。


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コメント 6

しゅな

こんにちはー。
>かんざしや櫛
知り合いに着物は絶対に古着を買ってはいけませんと言われてます。
こういうモノには女の念が宿ると脅されました~。
かんざしや櫛も一緒かもしれませんね。。(^◇^;)
by しゅな (2006-09-26 16:09) 

ペルノー

春ちゃん、そうなんですよー。
特に、女性の「髪」って怖いんだったよー。
古物って、ちゃんと誰からのモノって解らないとダメかなあと思うようになりました。やばっ!
by ペルノー (2006-09-26 16:24) 

かまきり

ご先祖様に頂けばいいのですよ。
ばあさまとかね。
なにか悪いものから守ってもらえそうですよ。
by かまきり (2006-09-26 20:26) 

ペルノー

すでに祖母は10年以上前に亡くなってますしねえ…。
だいたい、母が70代なくらいですから…。
いずれにしても、かんざしの類は、ないはずです。
そういう家柄ではないので(笑)。

古美術商として、商品として、ご先祖さまのモノは仕入れる気持ちはなかったんですよ。
by ペルノー (2006-09-26 21:51) 

慣れると楽しいよお。
by (2006-09-27 21:36) 

ペルノー

あー、そうか、トラブ龍;さんは、古美術商さんなんですよね?
失礼しました。
入り口の入り口で、びびってました(笑)。
よろしくご指南くださいまし。
by ペルノー (2006-09-27 21:59) 

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